ハリネズミに桃は与えていけない！有害な理由

ハリネズミには、主食のペットフード以外にも、野菜や果物をあげた方が良いとされています。

でも、どんな野菜や果物もあげていいとは限らないのです。

野菜や果物には様々な栄養素も含まれていますが、ハリネズミに桃を与えるとどうなるのか、まとめていきます。

ハリネズミに桃はだめな理由

柔らかくて美味しい桃ですが、実はハリネズミに桃は与えてはダメです。

どうやら、桃に含まれるアミグダリン(シアン化合物・毒)がハリネズミにとって良くないようで、桃を食べてしまうと、神経障害や嘔吐などの症状が起こることがあるようです。

桃にアミグダリンが含まれているのは、種の部分です。

または、未熟な果実の場合ですので、完熟した果実であれば問題ないです。

だから、人間は桃を食べても大丈夫なんですよね。

というわけで、種や皮の周りではなく、熟した果肉の部分だったら大丈夫ではないかと思い、獣医さんにもきいてみました。

獣医さんに桃は大丈夫なのか、きいてみました。

桃は、ハリネズミが中毒をおこす成分が含まれているので、あげない方がいいです。

とのことでした。

やっぱり、桃の果肉の部分もダメみたいです。

美味しい桃がたくさん手に入っても、ハリネズミにはあげないようにしましょう！

実は、管理人は桃について調べずにハリネズミに与えてしまったことがあります。

別の獣医さんに、ブドウはやめておいた方が良いといわれたのですが、桃について注意をうけなかったので、あげてしまったのです。

もちろん熟した桃だったのですが、ちょっとなめた瞬間、ハリネズミの行動がおかしくなりました。

口から泡のようなものをだし、舌を長くのばして、体に塗りつけていたのです。

後でわかったことですが、これは唾液塗りと呼ばれることでした。

唾液塗りとは、ハリネズミがはじめて遭遇したものに出会うと、なめたりかじったりした後に、唾液を泡状にして、舌で脇腹のあたりの針に塗り付ける行動です。

神経障害ではなく、正常なハリネズミの行動です。

初桃ということで、たまたま映像をとっていたのですが、こんな感じで、舌を伸ばしていました。

初めて見るハリネズミの行動におかしい！と思って、ネットで調べると桃は良くないという記事が。

急いで食べさせるのをやめ、獣医さんに連絡しました。

幸い、桃をなめ、ほんのちょっとしか食べていなかったので、大事には至りませんでしたが、本当に慌てました。

果肉には、アミグダリンが含まれていないとされていますが、微量でもいつもと変わった行動をしたので、やはりハリネズミにとって、桃は良くない果物だといえます。

桃以外にも、ビワや梅、あんずなどの果物の種にアミグダリンが含まれているとされています。

ですので、これらの果物はちょっとでもあげないように注意してください。

獣医さんに、桃以外で大丈夫な果物はないかと質問したところ、【りんご、梨、バナナ、苺】はOKだそうです。

ちなみにうちの子は、りんごは好きですが、バナナはほんのちょっとしか食べてくれませんでした。

あげていい量は、１日小さじ1/2～１杯程度です。

あげすぎると、いつも食べてるペットフードを食べなくなってしまうこともあるので注意してください。

ハリネズミに桃はダメです。

アミグダリンは、未熟な果実、種に含まれているとされていますが、ハリネズミにとっては微量であっても有害となります。

万が一、ハリネズミに桃を与えてしまって、行動がおかしくなったら、すぐに獣医さんに相談するようにしてください。